https:soroban-school.de/onlinecourese
本校の教育目標: ゆっくり 楽しく 継続して学ぼう 日本語学習
対象: ドイツ校・インターナショナル校などに通う18才以下の生徒で、母語、または、外国語として日本語を学びたい現地校生、あるいは、ドイツ語・英語などの幼稚園に通う児童を対象とします。
本校の特色: 日本語バイリンガルクラス(1年-13年生)の基礎(=小学・中学・高校)クラスでは、日本の「国語」の教科書を基礎教材として学び、算数・数学・理科・社会・音楽の他教科学習、漢字AGもあります。また、習字・マンガ・音楽(=日本の歌)・お琴・読み聞かせ(オンライン)・将棋(金曜・土曜)・そろばんのAG(クラブ活動)で日本語体験の場を増やし、日本の文化や習慣を学ぶことができます。特にドイツの学校で学ぶ生徒の負担を軽減するため、「ゆっくり」「たのしく」学びます。さらに、外国語としての日本語「Japanisch」クラス(1年-13年生)、そして、「バイリンガル幼稚部」クラスがあります。なお1クラスに生徒6人未満の場合は、基本的に複式学級となります。
場所: 以下の、ギムナジウムと幼稚園は、本校が場所を借りているだけです。組織的に無関係です。
本校に関するお問い合わせはギムナジウムや恵光幼稚園にしないでください。
バイリンガル(母語)日本語・外国語としての日本語は、
Cecilien-Gymnasium 校の平屋校舎 Schorlemer Str. 99, D-40547 Düsseldorf
(デュッセルドルフ オーバ-カッセル、ドイツ「恵光」日本文化センター(お寺)の南側。)
バイリンガル幼稚部クラスは、
恵光幼稚園 EKŌ-Kindergarten e.V. , Brüggener Weg 4 , D-40547 Düsseldorf
(デュッセルドルフ オーバ-カッセル、ドイツ「恵光」日本文化センター(お寺)内)
授業日数:年間33/35日間 (幼稚部33日、学校35日) 新学年スタートは4月または5月。 毎週土曜日 14時授業開始。
(休暇はドイツのNRW州のドイツ校と同じ。生徒数と教室運営の関係で、授業時間帯の変更あり。)
授業内容:
《バイリンガル日本語・基礎クラス》バイリンガルとしての日本語(母語日本語)コ-ス。日本語を日本語で学びます。日本の国語教科書を基礎教材とし、ドイツ校の12-13年生終了までに、日本の中学2年生までに習う常用漢字1680字の習得を目標とします。45分間授業が2回あります。1年間に学習する新出常用漢字は、小1で80字、小2で100字、小3以後は、毎年150字の新出漢字の学習を目標としています。
1年生から4年生までは、プリント教材による読み書きの練習を中心とする1時限、そして、読み聞かせ・会話・音読・発表などの活動を中心とする1時限の2つの授業からなっています。この4年間にしっかりとした学習態度・習慣を身に着け、5年生以降の学習の土台作りを目標にします。
5年生から12/13年生までは、45分2つの授業を1人の担任講師が受け持ち国語の授業を行います。また、授業では、日本語での会話・ディスカッション・発表など、「日本語を話す」練習も重要な位置を占めています。
さらに、オプションとして、13時からそろばんAG,3時限目に小1-4の算数と生活(=理科+社会)、小1-4の音楽(=日本の歌)、小5からの算数/数学・理科・社会・音楽(日本の歌)、習字AGの45分間、また、4時限目に全学年合同の漢字AG45分間があります。
このクラスは、1年生から12年間、13年間、月-金までドイツの学校で学び、ドイツでの卒業資格を取得することを目標にする生徒が、それと並行して、母語日本語を学習するクラスです。実際には、それぞれの年でクラスのレベルに違いもあるので、12年後、13年後の目標が、平均して中学2年生の国語レベルではあっても、実際には、小学6年生レベルであったり、高校3年生レベルであったりと、幅があります。もし、生徒が将来日本で大学や専門学校への進学を希望する場合は、ドイツの学校のアビツアー取得や12年間の終了資格が重要になってきます。したがって、ドイツの学校でしっかり学習し卒業資格を取得し、日本語は必要最低限度を土曜日の補習授業で12年間、13年間学習し続けるというのが本校の方針です。もちろん、日本の学校に進級した後、本人の日本語学習の補強が必要になりますが、そこには恵まれた日本語環境と本人の明確な自覚と動機があるはずですから、大丈夫でしょう。
なお、バイリンガルクラスのクラスの編成は、日本語のレベルで分けるため、クラス内では幅広い年齢の生徒が授業に参加しています。
基礎1 特に年齢の制限はありませんが(6才未満でも可)、日本語で日常会話ができること、イスに座って授 業に集中して参加できることが参加条件です。ひらがなの読み・書きから始まり、教科書「国語 小1上」の学習をします。
基礎2 教科書「国語小1下・小2上」の学習。
基礎3 教科書「国語小2上」の学習。
基礎4 教科書「国語小2下」の学習。
基礎5 教科書「国語小3上」の学習。
基礎6 教科書「国語小3上+小3下」の学習。
基礎7 教科書「国語小3下+小4上」の学習。
基礎8+9 教科書「国語小4下」「国語小5」の学習。
基礎10 教科書「国語小5」の学習。
基礎12 教科書「国語小6」の学習。
基礎13 教科書「国語小6」「中学国語1年の前半」の学習。
《バイリンガル日本語・中学国語クラス》小学6年生の国語を終了した生徒が、中学国語をゆっくり学ぶためのクラスです。6年生、7年生以上の生徒を対象にします。2年間で中学国語1学年教科書1冊を仕上げることを目標にします。1クラス3人からクラスが成立します。
中学国語1A 教科書「中学国語1年生」の前半を1年間学びます。土曜日の16時から17時35分まで。
授業会費は1年間960ユーロ、月払い80ユーロ。
《バイリンガル卒業生クラスOBOG-B》
本校の基礎13クラスや高校生クラスの卒業生が、卒業後も現代文・古典を引き続き学習するクラスです。アビツアーが終わったり、ドイツの大学が終わったりして、また、日本語を学びたい卒業生のためのクラスです。このクラスは、本校の会員としてではなく、授業料を払っての参加となります。土曜日の16時から17時30分までの90分授業です。
現在、高校国語総合と表現の教科書を交互に学んでいます。
授業料:本校卒業生は月40ユーロ、外部生は月80ユーロ
ただし、本校の後輩のクラスの授業のアシスタントを14時から15時35分まで務めると授業料について特典があります。 現在、1人の卒業生が学んでいます。
《Japanischクラス》日本語クラス。
外国語としての日本語学習の視点で学び、複式のクラスが3つあります。各クラスを講師1人で、あるいは、場合によってはアシスタントが1人、または、2人加わって、1-3人で担当します。ドイツ語で説明しながら、日本語を学びます。
1年生(5才も可)から2年生のJapanisch A1クラスでは、独自教材を用い、カードやカルタなどの言葉遊びによる語彙の習得、会話練習、ひらがな・かたかな、小1漢字などの読み書きの練習を行います。イスに座って机に向かう事、そして、先生の指示に従えることが、クラス参加の条件です。
2年生から3年生のJapanisch A2クラスでは、独自教材を用い、カードやカルタなどの言葉遊びによる語彙の習得、会話練習、ひらがな・かたかな、小1漢字などの読み書きの練習を行います。小学1年国語上を使って音読練習もします。
3年生から4年生のJapanisch A3クラスでは、独自教材を用い、カードやカルタなどの言葉遊びによる語彙の習得、会話練習、ひらがな・かたかな、小1漢字などの読み書きの練習を行います。小学1年国語上を使って音読練習もします。
4年生から5年生のJapanisch A4クラスでは、独自教材を用い、カードやカルタなどの言葉遊びによる語彙の習得、会話練習、ひらがな・かたかな、小1漢字などの読み書きの練習を行います。小学1年国語上を使って音読練習もします。
6年生から7年生のJapanisch B2クラスでは、独自教材を用い、カードやカルタなどの言葉遊びによる語彙の習得、会話練習、ひらがな・かたかな、小1漢字などの読み書きの練習を行います。教科書は、Schritt für Schritt Japanisch 1を使用。また、小学国語1年上の中から選んで文法や会話・音読練習を行います。また、小学国語1年上で音読練習もします。
8年生から12年生のJapanisch B3クラスでは、独自教材を用い、カードやカルタなどの言葉遊びによる語彙の習得、会話練習、ひらがな・かたかな、小1漢字などの読み書きの練習を行います。教科書は、Schritt für Schritt Japanisch 1を使用。また、小学国語1年上の中から選んで文法や会話・音読練習を行います。また、小学国語1年上下で音読練習もします。
《バイリンガル幼稚部クラス》
ドイツの幼稚園やその他の言語の幼稚園年齢児童対象のクラスです。ドイツの学校が始まる前の比較的余裕のある時期に日本語の「話す・聞く・見る」の体験の場をしっかりもつことが、日本語学習の基礎としてとても重要です。この時期をどう過ごすかで将来のバイリンガルとしての日本語のレベルが決まってしまいます。
ですから、本校では日本語の体験的学習の場としての幼稚部を重視しております。うさぎ組(年少クラス、3才~4才児)、からす組(年中クラス、4才~5才児)、かえる組(年長クラス、5才~6才児)の3クラス体制になっています。各クラス定員20人に対して先生2人、または、3人です。
各クラスとも日本語が会話初歩レベルの子ども、日常的に日本語が話せる子どもの複式学級です。ただし、お子さんが日本語でお返事できることが、クラス参加の条件です。(もし、お子さんのお返事がドイツ語などの場合は、幼稚部クラスへの入会はお断りいたしますが、お子さんが5歳になられますと外国語としての日本語クラスのJapanisch Aクラスに入っていただくことが可能です。)
バイリンガル幼稚部クラスでは、おしゃべりの時間、あいうえお46文字の発音練習、基本単語・数の練習、ひらがな・カタカナ・漢字に目で慣れる練習、読み聞かせ・紙芝居・折り紙・お絵かき・線引き練習やプリントなどの学習時間、工作・遊び・歌・ダンスなど体を通して日本語に慣れる時間が有ります。
また、毎月、日本の年中行事を祝うことを大切にしています。お正月を祝う新年会、節分、ひな祭り、こどもの日、七夕、お月見などです。さら に、ドイツのお祭りとして、カーニバルとニコラウスの日もお祝いします。節分には、鬼が、カーニバルには、「ちんどんや」チーム、そして、ニコラウスの日 には、サンタさんが訪問してくれます。
14時から開始の95分授業で、真ん中に10分程度休憩します。その後3時限目には、選択でことば遊び・工作・手遊び・バレエ体操・空手体操などのAG(隔週のクラブ)があります。
今年2024年4月の年少クラスの入会予約は定員に達しました。来年2025年4月からの年少うさぎ組(3才からで定員20名)の入園予約も可能です。入会をご希望の方は、まず、ウェイティングリストへの申込みをしてください。
今年度4月からの3クラスの定員は満席ですが、年度中に転出などによる空席の発生の可能性もありますので、年度途中でのご入会に関心のある方は、随時お問合せください。
《ギムナジウム校舎でのクラブ活動AG》
日本語体験の場を増やすことを目的としたクラブ活動で45分間。
習字クラブ 筆の持ち方・使い方・書く姿勢を学び、美しい字を書くことで、漢字を学び書くことの楽しさを
(毎週) 体験できます。また、日本の書道協会の通信会員になって、級や段を取得する場合のサポートも可能です。
ただし、受け入れのキャパシティの関係上、参加対象は現地校の生徒に限定しています。
まんがクラブ 本校のまんがAGの卒業生の指導のもと、日本語、ドイツ語、英語など自分の好きな言語でコミュ
(毎週) ニケーションしながら、黙々とマンガをたくさん描いています。
そろばんクラブ Bingo!そろばん教室山片先生(https://soroban-schule.de/onlinecourse/)のご協力のもと、江戸時代以降の日本の経済発展を支えてきたそろばんを使って、日本語で計算練習をします。年間30回程度。
(毎週)グルンドシューレの1年生から参加可能。ただし、1から20くらいまでの数の概念を理解して、簡単な足し算・引き算の意味が理解できていることが参加の条件です。
音楽クラブ 母語日本語クラスの小学生対象。電子ピアノの伴奏に合わせて、日本の歌をたくさん歌います。
(隔週)
漢字クラブ 各自の好きな学年の漢字プリントを小1から中3までから選んで、練習します。
(毎週) 教室とオンラインのハイブリッド授業をしています。小学1年生の漢字クラスと、小2-小6漢字のクラスの
2クラスがあります。
オンライン読み聞かせクラブ
(毎週) 母語日本語クラス対象。毎週、月水の17時半から20分間のペースで、オンラインで先生方が生徒に読
み聞かせをします。1年35週。
将棋クラブ 金曜日の16時から45分間。また、土曜日の16時40分から17時25分まで、将棋の初歩から詰め将棋の学
習、自由対局、指導対局があります。
(毎週金曜日・土曜日)
琴クラブ 15時50分から16時35分、また、16時40分から17時25分、の各45分間、それぞれ定員4人で琴の練習をしま
(月1回土曜日)す。毎年1月の新年会での演奏を目標にします。定員8名で空席があれば参加可能です。
時間割:2024年4月から2025年3月まで。
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幼稚部,J A1+A2+B+C |
きそ4-11
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AG クラブ 全校生徒対象 |
きそ1・2・3 |
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① 13:00~13:45 |
O読み聞かせ |
O読み聞かせ |
Oまんが Oそろばん |
② 14:00~14:45 |
O |
O |
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③ 14:50~15:35 |
O |
O |
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④ 15:50~16:35 |
O音楽、算数+生活、理科、社会、幼稚部AG |
O理社算音 |
O習字 O琴 |
⑤ 16:40~17:25 |
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O漢字 O琴 O将棋 |
⑥ 17:30~18;15 |
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授業会費:授業料は、公益団体の正会員の年会費(1月から12月まで)という形です。年会費の内30オイロまで税金控除の対象になります。入会の年の年会費は、入会月から年末まで月割りで計算。
A. 土曜日 週2時間授業会員 、幼稚部・基礎・Japanisch 1年間 720 ユーロ (月60ユーロ)
B 授業会員の全クラブ・全オプション授業参加会費、 1年間 240 ユ-ロ (月 20ユーロ )
C 幼稚部会員の全クラブAG参加会費、 1年間 240 ユ-ロ (月 20ユーロ )
D 授業会員でない外部生のそろばんAG会費、他のAGにも参加可。 1年間 360 ユ-ロ (月 30ユーロ )
E 授業会員でない外部生のAG会員でB選択の場合 1年間 300 ユ-ロ (月 25ユーロ )
授業会員の入会金:70ユーロ
ただし、1家庭で生徒2人目からは必要ありません。また、AGのみの会員は入会金の必要はありません。
遠距離にお住まいで、隔週、あるいは、1年間(全授業日35回)に18回までの参加をご希望の方は、校長にご相談ください。授業会費のみ割引があります。ただし、年18回程度の参加だけでは、日本語力の維持は非常に困難です。保護者のご指導の下、ご家庭で自立した日本語学習環境が無ければ、2-3年後に続かなくなります。
運営:当ドイツ公益社団法人の理事会によって行われます。
Stand März 2024